ブームの発端は

出会い系サイトの援助交際、という図式が成り立っているのが現在の状況ですが、援助交際自体は昔からありました。
ですから、「出会い系サイト」という言葉よりは古いということになります。
援助交際という言葉が登場し、ブームになったのは1994年から1997年にかけてのようです。
これは1980年代に流行ったテレクらの流れからきたものです。
80年代は街のあちこちにテレクラがありました。
91年頃にはテレクラブームは沈静化しますが、94年に人気が再燃するのです。
その中心になったのが女子中高生たちなのです。
当時の警視庁の調査でも、売春行為で保護されたうち、18歳未満の少女92人中、55%が「売春に走ったきっかけはテレクラ」と答えています。
テレクラはインターネットの普及とともに衰退していきます。
それにとって代わるように、援助交際の舞台はテレクラから出会い系サイトに移行し始めたのです。
これが第二次援助交際ブームですね。
さらに携帯電話の普及もこのブームに拍車をかけます。
携帯電話からアクセスできるようになると、人の目を気にすることもなくなるからですね。
そういう意味では携帯電話のiモードの登場は画期的だったといえるでしょう。
インターネット利用がパソコンだけではなくなったのです。
それが「出会い系サイト」ブームに火をつけた格好になりました。
携帯電話からのインターネットへのアクセス。そして、「出会い系サイト」の普及。
非援助交際出会い系と援助交際出会い系の「壁」の曖昧さ。
それが、援助交際に踏み出す敷居を結果的に下げてきているのです。
2000年代に入って中学生にも携帯電話が普及していきました。
世間としては中学生に持たせるには慎重な意見がありました。
しかし連絡が容易なこと、事故防止にも役立つことなどから、携帯電話を持つことを容認する親も増えてきたのです。
いつの時代も携帯電話が犯罪の温床となっている事実もありますが、今ではなくてはならない連絡手段になっているのです。
家庭でも収入は増えないにもかかわらす、支出の項目で携帯代が占める割合が高い家庭も多いでしょう。
もっとも中高生には携帯の料金設定でパケット料に制限をかけるなどの対策を取っている家庭も多いでしょう。
それでも出会い系サイトのアクセスする女子中高生を防ぐことはできないのです。